おわりに
この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ここまでの内容は、EC事業の改善に関わるあらゆる領域を網羅しました。Shopifyの基盤設定から現状分析、サイト改善、Google広告・Meta広告の運用、SEO、リピート施策、商品戦略、業務効率化——。
もしかすると、「やることが多すぎて、どこから手をつければいいかわからない」と感じているかもしれません。それは正常な感覚です。
売上改善は「打ち手の量」より「優先順位の精度」
この記事を通じて、一番伝えたかったことはシンプルです。
正しい順番で、1つずつ実行する。それだけでEC事業は変わる。
第1章で紹介した「売上の分解式」を思い出してください。
月間売上 = 流入数 × 転換率 × 客単価 × リピート率
自分のECがどのフェーズで詰まっているかを特定したら、そこだけに集中して1ヶ月間施策を実行してください。並行して複数のことをやる必要はありません。
転換率が1%を下回っているなら、まず商品ページとカートを直す。
計測が壊れているなら、まず拡張コンバージョンとCAPIを設定する。
リピート率が20%を下回っているなら、まずカート放棄メールを設定する。
どれか1つが動けば、必ず数字に変化が現れます。その変化が次の施策への自信につながります。
次のアクションに向けて
この記事を読み終えた今日、以下のうち1つだけを実行してください。
【診断系】まだ何も手をつけていない場合
→ 第1章の自己診断チェックリストに回答して、最優先改善フェーズを特定する
【計測系】広告は動いているが成果に疑問がある場合
→ Google広告の拡張コンバージョン設定状況を確認する(管理画面 → 目標 → コンバージョン → 設定)
【サイト系】転換率が1.5%未満の場合
→ スマートフォンで自社サイトの商品ページを開き、「ファーストビューにCTAボタンがあるか」を確認する
【リピート系】カート放棄メールが設定されていない場合
→ Shopifyの「マーケティング」→「自動化」→「カート放棄」を有効にする
どれか1つ。今日、5分以内にできることです。
最後に
EC事業は、一度仕組みを作れば継続的に改善できる事業です。広告・サイト・顧客育成の仕組みが噛み合ったとき、売上は「頑張った分だけ増える」ではなく「仕組みが動いた分だけ増える」状態になります。
この記事がその仕組みを作るための地図になれば、これ以上嬉しいことはありません。
あなたのEC事業の成長を、心から応援しています。
株式会社ネットビジネスエージェント 代表取締役 久保圭樹